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イーリスウィメンズクリニック

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入院について – 本院

出産

LDR(Labor Delivery Recoveryの略称)にて陣痛~分娩~産後2時間までを過ごしていただきます。
当院ではLDRというお部屋で出産していただいております。LDRでは、陣痛~分娩~産後を同じお部屋で過ごすことができ、また、個室ですので、他の方に気を使うことなく、ご家族でリラックスして使っていただけます。

入院設備
入院設備

入院期間

病室

経膣分娩の場合、経産婦の方はご出産より4日目に、初産婦の方は5日目にご退院です。

帝王切開の方は、ご出産より8日目にご退院です。

当院の硬膜外麻酔無痛(和痛)分娩について

当院は、陣痛の痛みをなくすことを目指す「無痛」ではなく、産婦さんが耐えられる範囲まで痛みを緩和する「和痛」を目標としております。麻酔の効果には個人差がありその効果が十分でない場合があります。また、時間帯などにより麻酔開始を待っていただく、あるいは実施を見合わせる、などご希望に添えない場合があります。詳細は「公開情報-硬膜外麻酔無痛分娩-」等、資料をご覧ください。

「硬膜外麻酔和痛分娩」の方針:
初めての分娩:原則、自然に分娩(陣痛)が始まるのを待ちます。陣痛が開始したら、産婦さんの様子を観察し、産婦さんと相談します。陣痛がある程度レベルまで強くなり痛みの緩和を希望された時点で硬膜外麻酔を導入します。
2回目以降の出産:原則は、上記の初めての分娩の場合と同様の方針としますが、これまでの分娩の経験などから早い段階からの硬膜外麻酔を希望される場合は、計画分娩の上、分娩の序盤から硬膜外麻酔を開始する場合があります。

費用(自費診療):
通常の分娩費用に加え以下の硬膜外麻酔費用が必要です。
硬膜外麻酔一式費用(機材、薬剤、手技料込、麻酔時間6時間まで):10万円
以後6時間毎:4万円ずつ加算(例:麻酔時間13時間=基本料+6時間加算×2=10+4×2=18万円)
時間外加算料(麻酔導入が夜間・土曜・休日の場合):8万円加算
(分娩料、陣痛誘発・吸引分娩料など、通常の分娩諸費用は別途必要です。)
効果にご満足いただけなかった場合も所定の費用はご負担いただきます。ただし、硬膜外チューブ留置不成功など硬膜外麻酔が導入できなかった場合では費用はいただきません。

硬膜外麻酔和痛分娩のできない方:
① 出血傾向を有する方(抗凝固療法中のものを含む)
② 肥満の方
③ 脊椎疾患・変形、あるいは脊髄疾患を有する方
④ 硬膜外麻酔チューブ挿入のための体位がとれない方
⑤ 気管内挿管困難が予想される方
⑥ 局所麻酔薬に対するアレルギー歴を有する方
⑦ 硬膜外麻酔中の絶食が守れない方
⑧ 硬膜外麻酔和痛分娩に対する理解が十分でない方

[合併症・副作用]
出血:穿刺部より出血することがあります。
感染:穿刺部、チューブ留置部に細菌感染が起こることがあります。
血腫形成:穿刺部、チューブ留置部に血腫ができることがあります。
神経麻痺:血腫形成、穿刺時の損傷などにより神経麻痺がおこることがあります。血腫形成の場合は、減圧のため緊急手術が必要となる場合があります。
硬膜穿破:この麻酔法は硬膜を破らずに終了するものですが、時として、硬膜が破れることがあります。その場合は、麻酔後の頭痛が強く現れることがあります。
麻酔後の頭痛:硬膜穿破がなくても麻酔後の頭痛の現れることがあります。
薬物アレルギー:局所麻酔薬などの薬物に対するアレルギー反応がおこることがあります。
チューブ血管内迷入:局所麻酔中毒症状(耳鳴り、金属味、口唇のしびれ、興奮、不穏、せん妄、循環抑制、など)が現れることがあります。
チューブくも膜下腔迷入:知覚麻痺、運動麻痺、血圧低下、呼吸抑制などの症状が現れることがあります。
排尿障害:定期的導尿を行います。
運動麻痺:麻酔効果のため足の筋力低下が現れることがあります。移動は麻痺の程度を見ながら介助を行います。原則的に移動は車椅子などを使用します。
微弱陣痛となりやすく、陣痛促進剤が必要となることがあります。
微弱陣痛となりやすく、吸引分娩が必要となることがあります。
合併症のため怒責が禁じられている場合は吸引分娩を実施します。
一般に、硬膜外麻酔により、胎児心拍異常の可能性が上昇するといわれていますので硬膜外麻酔中は胎児心拍モニターを連続記録します。

関連サイト:
無痛分娩関係学会団体連絡協議会(JALA) https://www.jalasite.org/

①JALA(無痛分娩関係学会団体」連絡協議会)施設データ
②公開情報-硬膜外麻酔無痛分娩-
③無痛分娩説明文
④厚生労働省無痛分娩説明パンフレット
⑤無痛分娩マニュアル
⑥無痛分娩看護マニュアル
⑦無痛分娩急変時対応マニュアル

当院で行うその他の陣痛緩和法について

当院では、硬膜外麻酔を用いた方法のほかにペチロルファン注射液を用いた方法による陣痛緩和法を受けることができます。それぞれに特徴がありますので以下に比較します。いずれも薬剤を使用しますのでアレルギー・アナフィラキシー反応の可能性があります。

ペチロルファン注射液 硬膜外麻酔
投与部位 皮下投与 硬膜外投与
投与間隔 間欠投与(1日計4回まで) 持続投与
処置の難易度 簡便 やや難しい
鎮痛効果 弱い 強い
母体への影響 呼吸抑制、血圧低下、せん妄、など 血圧低下、下肢運動麻痺、排尿障害、局所麻酔中毒、全脊髄麻酔、神経障害、呼吸抑制、穿刺部の血腫・感染、麻酔後頭痛、微弱陣痛、など
胎児・新生児への影響 呼吸抑制、易刺激性、けいれん、など 胎児心拍異常、呼吸抑制、など
対応可能時間 24時間対応可能 時間外対応不可のことあり
併用 硬膜外麻酔導入までのつなぎに使用できます。 原則、単独使用です。
費用 3~5万円/日 10~30万円/日

ご希望の方は医師、スタッフにお申し出ください。

ペチロルファン注射液を用いた陣痛緩和法同意書

動画「当院の陣痛緩和法について」(視聴にはパスワードが必要です)

各種指導

スタッフ
授乳について
母乳の飲ませ方、ミルクの作り方、赤ちゃんのオムツの替え方
沐浴について
赤ちゃんの沐浴の様子見学、赤ちゃんの沐浴実施
退院指導
退院後の生活について

小児科健診

入院中に赤ちゃんの健診を小児科担当医が行います。

お食事

入院中のお食事は、季節感を大切にした和・洋・中のメニュー、お正月・ひな祭り・ハロウィンなどのイベント食、当院厨房オーブンを使った焼きたてパン、ご出産のお祝いにフレンチフルコースディナーなど、産後ママの体と心を癒し、これから始まる育児への活力、また、思い出深い入院生活となります様、調理・ご提供させて頂きます。

– 朝食 –

朝食

– デザート –

デザート

– 昼食・夕食 –

– お祝いディナー –

– 行事食 七夕 –

※食事の内容は一例です。